この家は好き、でも最終的にはこの家で夫婦二人になることを考えていなかった
今度は家のことを。
家に関しては、100%ではありませんが
満足しているんです。
もしも、いずれここから離れることになったとしたら
できれば、庭ごと家も持っていけたらと思うくらい。
やはり楽してローンを払ってきたわけでもないし
何よりも家族との思い出がこの家にはあります。
15年も住めば、目を閉じて家の中を歩き回っても
どこに何があるのかわかるし
庭のレンガ一つ一つ、植物にも思い入れがあります。
最初は失敗したかなと思った広すぎるバルコニーも
これがあるから、2階の3台のクーラーの室外機も
場所を考えずに楽に設置できたし、雪遊びもできた。
この半分にすればよかったと思うキッチンも
帰ってきた子供たちと私と3人で
一緒に料理をするには、ぶつかることもなく
楽に動き回ることができる。
そして、後から設置したサンルームは
日当たり抜群で洗濯物を干すにはとても便利。
そして、秋から冬にかけての落ち葉の季節が
外観や玄関を開けた時に見える建具の
雰囲気と溶け合うのですが
それは1年のうちで一番、
この家で暮らせてよかったなぁ・・・。
そう思う時でした。
バスが通らなくなっても
お店が少なくなっても
それでも、不安がなかったし
ずっとずっと、ここにいると思っていたけど
でも、そう思えていたのは
そして、不便になっても
不安を感じなかったのは
子供たちを含めて、
家族がみんないたからだったんですね。
30年ローンを組んで
(事実上は、19年で完済予定)
土地を購入し、家を新築したということは
夫婦の年齢から考えても
その場所にずっと住み続けていく
そういうことだったのに
たとえバリアフリー住宅にしても
それ以外のことは考えていなかったんです。
たとえば、今の時代
子供が男の子でも、家から通勤できる距離に
就職先が決まるとはいえません。
どちらかと言えば、その方が難しいかも。
今は女の子と同居というパターンも
増えているけれど、うちの場合は絶対に無理。
今通っている大学の学部の学科からして
就職先は県外になること間違いなし。
つまり、子供たちが就職後は同居することはなく
先で私たち夫婦が他界してしまった後も
この家に住むことは、ほぼ100%無いのです。
ということは、子供たちが独立した後に
残された夫婦だけで住むには
家に関してはこのような不安から
「歳をとったら、こんなところはどうするの」
前の記事に書いたように、時代の流れと共に
交通の便が悪くなり、こんなことも
「家はバリアフリーだけど先を考えてしまう」
考えてしまったのでした。
結局、ここで行きついたのが
最終的には、やはり夫婦二人に戻るんですよね。
それも、老化してきて、体の機能も衰えて
でも、家は古くなっても、中は昔のまま。
2階は全部使わなくなるだろうし
子供たちが帰ってくる時以外は広すぎるキッチン。
広すぎるリビング、使わないホール。
おまけに不便になった住宅地周辺。
ということで、次の記事では、最初は中古の家にして
定年後に新築すればよかったかも、という話しに
戻ろうと思います。
※そうそう、ずっとこの家に住むことになったとしたら
トイレは、やっぱり一つにしておいて良かったなって思います。(^^)
関連記事⇒「うちの場合は一つで良かったかな?」
夫婦二人にトイレが二ヶ所はいらないですよね。(^^;



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